日本からみた中国とは
2013年3月20日 投稿者:宮司
以下は、2005年9月3日、北京中苑賓館において山東省地方政府の経済官僚を中心とする100名ほどの中国人を相手に講演をしたものに若干の手を加えたものです。
要点は、1、近代史において、日本が、西洋列強の手からアジアを解放するという大目的を持っていたこと。2、それは、アジアの文明的な価値が西欧のそれとはかけ離れていることに起因する。3、従って現在の日本が親米嫌中であるのはおかしい、親中嫌米でなければ筋が通らない。ということです。
中国の未来
2013年3月19日 投稿者:宮司
以下は、愛知県の神社関係の機関誌に2002年に投稿したものです。当時予想したように、中国の経済は、500兆円を超えました。果たして、今後はどのように推移するのでしょうか? また、日本は、アベノミクスで、公共投資に再び向かおうとしていますが、果たして借金は返せるのでしょうか?
<日本と中国>
最近、中国へ行く機会を得て、数年振りに上海の地を踏んだ。東京を遥かに超える人口、林立する摩天楼の如き高層ビル群、整備された高速道路網を見ていると、経済浮揚という空域への中国の離陸を実感した。
一方、日本では、その空域からの軟着陸が模索されている。
我国を越えて
2013年1月26日 投稿者:宮司
以下は、愛知県神社庁の機関誌「宮柱」の巻頭言の一つです。平成18年に書きました。
当時話題となった、地球温暖化の問題を、日本人の意識構造とからめて、解説しています。この問題は、現在もなお、人類にとって、解決を要する喫緊の課題です。
「我国」を越えて
古来、神社人は「和」を大切にし、「我」を強調する西洋とは一線を画して来た。「我」のぶつかり合いを前提として、人々の共存をルールによって確立しようとする啓蒙的民主主義の対極としてのアジア的民主主義の思想である。しかし、国家間の問題となると、「我」が出てくる。「我国の食料自給 続きを読む