幸福感と豊かさ
2017年9月17日 投稿者:宮司
いささか旧聞に属するが、2012年にアメリカで製作された「Happy」という映画がある。多くの国際映画賞を受賞し、今尚、世界各地で自主上映が行われている。この映画は、文字どおり、人間にとっての幸福感の実態を追求した映画である。アメリカ合衆国は、第二次大戦後、国民の平均的な幸福感は上昇したが、ある時期に頭打ちとなり、映画製作時点では、世界で二十三番目となっていた。また、日本は、先進国では、最も幸福感が弱い国であった。この映画では、人間の幸福感を示す物理的な兆候として、特定のホルモンが体内に分泌されることが、医学者により発見されたことを利用して、それぞれ人々の幸福感を測定している。 続きを読む