世界情勢の示すもの
2014年2月8日 投稿者:宮司
以下は、平成3年、愛知県神社庁の機関誌「宮柱」の原稿として書いたものです。
「世界情勢の示すもの」
最近の共産主義世界の崩壊は、すさまじい速度で世界の構造を変えつつある。
第二次世界大戦後の世界は、アメリカ合衆国とソビエト連邦という二超大国が、それぞれの国家群を従え、イデオロギー対立に花火を散らし、いわゆる冷戦の時代を作った。国連は、ほぼその機能を失い、単なる議論のテーブルになり下がっていた。
今、冷戦の時代は収束し、今後の世界がどのような方向へ進むかが、大きな関心の的となっている。
着眼点は、二つある。一つは、イラクのクウェート侵攻、 続きを読む