緊急事態条項の必要性の論議に呆れた
2016年5月6日 投稿者:宮司
緊急事態条項の必要性の論議に呆れた
四月三十日、TRS系テレビの報道特集という番組が、「憲法改正~変えたいものは?」という表題で、改憲派の、「緊急事態条項」を新憲法に加える主張について特集をしていて、見て、呆れた。
改憲派の集会では、安保法制は合憲であるという数少ない、確か日本でたった4名の法学者の一人である百地章先生が講演をしていて、聴衆は、渡されたパンフレットを見ている。そのパンフレットには、東日本大震災の非常時に、緊急車両にガソリンが行き渡らなかったために出動できず、助かるはずの人を何人も助けられなかった。だから緊急時には法律手続きを超えて政府が一元的に指揮をすることが必要であると謳ってあった。 続きを読む