宮司のブログ

こんにちは。日吉神社の宮司を務める三輪隆裕です。今回、ホームページのリニューアルに伴い、私のページを新設してもらうことになりました。若い頃から、各所に原稿を発表したり、講演を行ったりしていますので、コンテンツは沢山あります。その中から、面白そうなものを少しずつ発表していこうと思います。ご意見などございましたら、ご遠慮なくお寄せください。

個人化と民主主義の将来

2018年1月9日   投稿者:宮司

 近代化は、個人化を促進すると、屡々述べてきた。

 民主主義を成立させた啓蒙思想は、理念として、「個人の自由」を基礎において民主主主義を形作った。しかし、現在と比較して、当時の社会は、個人化は全く進んでいなかった。したがって、政策を主張するのは、実質的には、階層であり、一定の利害関係を共有する集団であった。そのため、代議制を基礎とする政党政治が民主主義の具体的な姿となった。個人を基礎として、その話し合いにより政策が決定されるということは、理念でしかなかった。 続きを読む

世界-日本


幸福感と豊かさ

2017年9月17日   投稿者:宮司

 いささか旧聞に属するが、2012年にアメリカで製作された「Happy」という映画がある。多くの国際映画賞を受賞し、今尚、世界各地で自主上映が行われている。この映画は、文字どおり、人間にとっての幸福感の実態を追求した映画である。アメリカ合衆国は、第二次大戦後、国民の平均的な幸福感は上昇したが、ある時期に頭打ちとなり、映画製作時点では、世界で二十三番目となっていた。また、日本は、先進国では、最も幸福感が弱い国であった。この映画では、人間の幸福感を示す物理的な兆候として、特定のホルモンが体内に分泌されることが、医学者により発見されたことを利用して、それぞれ人々の幸福感を測定している。 続きを読む

世界-日本


米軍とトヨタが日本を去る日

2017年5月20日   投稿者:宮司

 先日、15年来の親友であるユダヤ人と名古屋で会食した。彼は、既に引退しているが、元は、イスラエル政府の役人であり、大学教授であった。当日は、私が所属するロータリークラブの有志との懇談も兼ねた。ロータリーの友人の一人が、こんな質問をした。それは、第二次世界大戦当時の日本の韓国の併合と中国の侵略について、両国は、いつも日本に謝れと言い続けている。一方、ユダヤの人々は、ドイツとの関係を前向きにとらえている。日本は、中国や韓国と今後どのような関係を持てば良いのか?という質問であった。 続きを読む

世界-日本